峰山町、N邸 Vol. 1|とらさんの家(山寅組住宅事業部)

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WORK IN PROGRESS

峰山町、N邸 Vol. 1

基礎工事完了
基礎工事が完了しました。



基礎にはいくつか種類があります。
地盤の強さ(地耐力)に応じて、適切な基礎工法を選定します。
今回は「ベタ基礎」と呼ばれる工法で施工しました。



配筋が完了すると、コンクリートを流し込む「型枠」を造ります。
生コンクリートは流動性があるため、形を留めることが難しいからです。
これが型枠。

生コンクリートを適切に流し込み、固まるまで保持します。
規定の硬さになれば型枠を外し、鉄筋コンクリートの出来上がりです。



ところで、どうして「鉄筋コンクリート」なのでしょうか。
コンクリートは硬くて頑丈そうなのに、なぜ鉄筋を組み込むのでしょう。

実は、鉄筋とコンクリートは、それぞれの弱点を補い合う
相性の良い建築材なんです。

例えば、コンクリートは圧縮される力に強く、引っ張られる力にとても弱い。
鉄筋は引張力に強いので、組み合わせると堅固になる。

反面、鉄筋は熱に弱く、錆び易い特徴があります。
そこで、熱が伝わりにくく、アルカリ性であるコンクリートで覆い、鉄筋を守る。

硬い夫と、しなやかな妻。
妻が補い、夫が守る。
そんな夫婦のような建材なのかもしれませんね。
                        




基礎配筋完了
基礎配筋が完了しました。



「基礎配筋(キソハイキン)」とは、文字通り「基礎」の「配筋をする」ことです。

基礎は建物の荷重を支え、その荷重を地盤に伝える下部構造体です。
「基礎が大事」と言いますが、建物にとっても基礎は極めて重要な箇所です。



基礎は「鉄筋コンクリート」で造られます。
基礎を造る工程で、骨組みである鉄筋を配置することを「配筋する」と言います。
(コンクリートの部分は次回に掲載します。)
鉄筋は設計図に従って配筋されます。

生コンクリートを打つ前には、写真のような物差しを使い、
監督者が必ず配筋検査をします。
生コンクリートを流し込むと、鉄筋が埋もれて
配筋状況は分からなくなるからです。

隠れてしまう箇所こそ管理が重要になります。
                        




地盤改良

地盤改良が無事に完了しました。



建築予定地の地盤が軟弱な場合、
住宅の荷重に耐えることが出来るよう、
地盤を丈夫にする改良工事をします。
灰色に見えるのがセメント系固化材。
固化材を元々の土(原位置土)と混ぜ合わせ、
締め固めて安定した地盤を構築します。



地盤改良には、多様な工法があります。
地盤調査の結果を受け、最適な工法を決定します。

今回のように、2m程までの深さで改良する工法を
「表層地盤改良」と呼びます。
                        




丁張り完了
「丁張り(チョウハリ)」とは、建物の正確な位置や
基礎の高さを示す仮設備のことです。
遣り方(ヤリカタ)とも呼ばれます。
基礎工事に先立ち設置します。



地面に赤線で描かれているのが、建物の位置です。
周りを囲むように杭を打ち、高さを確認しつつ
貫板(ヌキイタ)を水平に渡す。
貫板に水糸(ミズイト)を通し、建物の基準となる線を記します。




何事も最初が肝心。
この丁張りが曲がったりしていると、
建物も曲がっちゃうわけです・・・。
何度確認しても、「本当に間違いないか」と考え続けます。
それほど、建物づくりを通し、重要な作業です。
                         




地鎮祭
地鎮祭。

厳かに執り行われました。

「地鎮祭(ジチンサイ)」とは、工事着工前に、
その地の神(氏神)を鎮める祭儀です。
「工事の安全、建物の永遠堅固」や
「家内安全、家運隆盛」を祈願します。
「四方祓い(シホウバライ)の儀」。
 
この祭式で、建設の地が浄化されます。

ご神職の凛とした立ち居振る舞い。
思わず見惚れてしまい、シャッターチャンスを逃しそうに・・・。




やや強い風雨でしたが、祭儀中はピタリと止みました。
地の神様、天の神様に感謝ですね。